高校生向け就活ガイド「就活に取り組む前に」
就職活動に取り組む前に
就職活動の目的って何だろう?
あなたは、今、就職活動に対してどんな気持ちですか?「就職活動って面倒くさいな」「出来るだけ早く内定がもらいたい」「勉強や部活と両立して就職活動するのは大変だな」…どちらかというと、後ろ向きな気持ちの方が強かったのかもしれません。 でも、そんな気持ちで活動を始めても、得られるものは少ないし、うまくいかないと、どんどん自分自身もつらくなってしまいます。 そもそも、就職活動は何のために行うのでしょうか? 高校3年生になり、何となく就職を考える時期が来て、迫られるように就職活動を始めたのなら、まず、目的を明確にすることをおすすめします。
就職活動後の人生を考えてみよう!
就職活動は、就職することが目的ではありません。高校生だけでなく大学生でも、就職することを目的にしている人はたくさんいます。 何のために志望動機を考えたり、履歴書を作ったり面接を受けるの?内定をもらえるんだったら、どこでもいいの?就職した後の人生については、いつ考えるの?就職することだけを目的にして活動を行っても、何も見出すことはできません。 もし仮に、就職できたとしても、就職した後のことを考えていないと、意欲的に仕事に取り組むことは難しいのです。
将来進みたい道へ進むためには?
厚生労働省の調査では、高校を卒業して就職をした人の4割が3年以内に辞めてしまっているそうです。中でも、1年目に離職する人は約2割もいます。理由の多くは、「仕事が自分に合わない」「職場の人間関係がよくない」などミスマッチによる原因が挙げられます。 就職活動は働く会社を決めるために行うものではありません。これから始まる長い職業人生を、どこでどのような仕事をしながら進んでいきたいかを考える場でもあります。そして、それは大学生でも高校生でも変わりはありません。本気で自分と向き合って、将来進みたい道を自分で作っていくそのスタートの活動でもあるのです。
なるべく多くの人に聞いてみよう!
自分のことはよくわかっているつもりでも、他人には違うように見えていることがよくあります。自分では、消極的と思っていても、他人からはそう思われていなかったり、自分では良いと思っていても、他人には気になると言われたなど、ギャップを感じることも少なくありません。 特に、「自分には長所がない」「自分は得意なものを持っていない」と思っている人は、あなたのことをよく知っている家族や友人、先生などに聞いてみてください。人は、良い面も悪い面も含め様々な要素を持っていて、自分自身で自覚しているのはほんの一部なのです。客観的に自分を知るためにも、他人の意見を聞くことはとても大切です。
就職活動のメリット
自分の将来について真剣に考える機会 体験すること全てが自分の知恵や力になる! 就職して「こんなはずじゃなかった」というミスマッチを解消できる
「正規雇用」と「非正規雇用」の違いは何?
正規雇用とは、雇用の期限がなくフルタイムで働くいわゆる正社員のこと。非正規雇用とは、雇用の期限が決まっていたり、臨時的に雇われる「フリーター」「アルバイト・パート」「派遣社員」「日雇い」などのことです。
自分に合った働き方についてしっかり考えてみよう!